大分間が空いてしまいましたが、前回の続きです。
ドバイは、無税です。では、国家運営は大丈夫なのか?という疑問を持たれるでしょう。
実は、すごくうまく仕組みが出来ています。それは、来国人数や企業や居住者が増えると自然と収入が入ってくるようになっています。
主要産業の中核を担う企業は上場していることも多いですが、一般に開放している株比率や外国人保有可能な比率が低く設定されており、実質国営企業に近い状態です。
デベロッパーなどはわかり易いですが、いたるところで外国企業や従業員の受け皿として、開発を大規模に24時間稼動でしています。これだけでもものすごい売り上げがデベロッパーで発生しています。デベロッパーの多くは国や王族の持ち株比率が高い傾向にあります。つまり、間接的にサービスやモノを通じて国に収益が落ちるようになっています。観光が伸びれば、航空会社やホテルや免税店などが儲かり国が儲かるのです。その他の柱の貿易・運輸・金融なども同じです。
このような収益の多角化により、世界でも稀に見る黒字国家が成り立っているのです。国が潤い、その潤沢な資金を背景に、更に経済政策規模やスピードがUPして今後、より一層の発展をすることは、今までの実績から考えても疑う余地はないと感じます。
次回は⑧ドバイ・中東の未来 について私見ですがちょっとご説明させていただければと思います。
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